Sennheiser Urbanite XL Wireless は、艶っぽい音がするBluetoothワイヤレス

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Sennheiser(ゼンハイザー)Urbanite XL Wireless を買ってしまった。衝動買いだ。ヨドバシカメラの店頭にiPodを持ち込んでいくつも試聴させてもらったのだが、聴いた瞬間に思わずニコニコしてしまう、そんな出合いだった。
最初は全部入り(Bluetoothで、ノイズキャンセリング)を買う気で行ったのだけど、ノイズキャンセリングがついていなくてもこれにしようと思わせる良さだった。

ゼンハイザーには他にもデザインの素敵な MOMENTUM i があって、ノイズキャンセリングがついていないのならそれにしようかと思っていたのだけど、試聴したら低音は出ていてもボワッとしてキレが悪い気がした。SONYのあとに聴いたせいかもと思っていたら、そのあとで Urbanite を聴いた瞬間にそうではないことがわかった。

Urbanite は思っていたより(ほとんど前提知識なしで書いている。なぜなら日本語のユーザーレビューがあまりないから)低音が出る。でもSONYのような派手さはなくて、キレのよい低音が、音圧ではなく音色としてきちんと聞こえてくる感じ。そしてしっとり艶やかな中高音。全体的にとてもバランスがよく上品で、メインの音が中央に、一番聴きたい音がちゃんと引き立って聴こえてくる。
「聴き疲れしない」という言葉でイメージするような柔らかい音ではなく、輪郭の明瞭な音だ。それでいて長時間聴いていてもまったく疲れない。
女性ボーカルに弦楽器の組み合わせは涙モノの良さ。モレレンバウムのアルバムがさらに艶っぽく聴こえる。カシオペアはベースの音がいい。スピード感のあるドラムもバッチリだ。そこに艶やかなギターとキーボードが乗ってくるので本当に気持ちよく聴ける。
バスドラムの音は柔らかく聴こえるので、低音が鋭く出てほしいという人は SONY のほうが好みかもしれない。

SONY の MDR-900ST というモニター用のヘッドフォンも持っている。そちらはソリッドで、とにかく全部の音が一度に聴こえてくるのでちょっと疲れてしまう(でもこれも、いわゆるドンシャリとは違うクリアで綺麗な音がする。ただ、普段聴くにはクリアすぎるのだと思う。それはそうだプロ用なのだから…)。

Urbanite はケーブルが平べったいのも好み。長さもちょうどいい。そして、ヘッドフォン単品で見るより頭に乗せたほうが、モノトーンの切り替えが映えてかっこいいのは嬉しい誤算。
Bluetoothも高規格に対応、一度に2つ、接続できるそうだ。そしてバッテリーは25時間も持つという。

ちなみに、オーディオには詳しくなく、スペックにも疎い。有線でなくては音質が……とかそこまでこだわるつもりもない。ただ音楽を聴くのが好きで、できればそこそこいい音で聴きたいなと思う程度のごく普通のリスナーだ。スペック方面はぜひメーカーサイトやオーディオ専門サイトの記事を参考にしていただきたい。
なぜ書いたかというと、サイトを探してもユーザーレビューが少ないのと、このヘッドフォンがものすごく気に入ったからだ。

ジャンルにこだわらずいろんな音楽を聴く人、あまり誇張しない自然な音が好みの人、そしてワイヤレスでも使いたい人に超絶お勧めしたい、バランスのとてもよいオールラウンダーなヘッドフォンだと思う。

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